女性が30歳になると不安に感じるのは、結婚のことではないでしょうか。まわりの人が次々に結婚していく中で、自分はいつ結婚できるのだろうかと心配になる人が増えてくるのが30代です。30代になってから結婚している人が現実にはどのくらいいるのか、知りたい人もいるでしょう。ここでは、30歳の女性が結婚できる確率と、その確率を上げる方法、そして30代女性はどうすれば結婚相手を見つけることができるのかについて解説します。
初婚年齢が上がり、生涯未婚率も高くなってきています。20代後半になってから結婚することはもはや珍しくなくなり、30代で結婚していない人も多くなってきました。30歳や30代の未婚率は、2000年は33.9%、2005年は39.9%、2010年は41.5%、2015年で41.9%になり、年々上がっている傾向があります。30歳以上の10人に4人は結婚していないわけですから、少数派では決してありません。
さらに、30代で恋人がいない人の割合は6割以上というデータもあります。結婚の前提として、まずおつきあいしている相手がいることが大切になります。しかし、未婚の人でおつきあいしている相手がいない人が10人に6人いるのです。つまり、30歳を超えて恋愛しづらくなり、その結果として、未婚率も増えているのだと考えることができるでしょう。
これらのデータ結果は、30代になってもまだ結婚していない人が多くいる反面、30代になってしまうと恋愛すらしにくくなる状況があることを示しています。この辺りの事情を理解しておくことが、30代で結婚するためには必要になりそうです。
30歳を超えると恋愛がしづらくなる理由
なぜ、年齢が30歳を超えると恋愛しづらくなるのでしょうか。主な理由として考えられるものは、まず30代になるとそもそも出会いが減ることが挙げられます。男性は自分よりも年下の女性を結婚相手として選ぶことが多いので、女性が30代になると、なかなか相手が見つからないケースが増えてきます。また、これまで仕事をバリバリこなしてきた人は、30代になって仕事を任されるようになり、プライベートに割ける時間が少なくなる年代ともいえるでしょう。
周りに結婚を意識できる相手がいないということも考えられます。職場の同僚はすでに仕事仲間になってしまっていて、恋愛や結婚の対象として見られなくなっています。素敵だなと思う人は、もう結婚してしまっているというケースが増え始めるのも30代です。だからといって、新しい出会いを求めるのもなかなか難しいでしょう。
30代になって相手に声をかけづらくなった、アプローチの仕方がわからなくなったため、というのも理由として挙げられます。20代の頃は、男女ともに積極的で、女性から声をかけてアプローチすることもできました。しかし、30代になると大人の分別が出てくるので、男性が魅力的でも気軽に声をかけられなくなってしまうのです。年齢的に結婚を意識せざるをえないので、男性と軽い気持ちで付き合えないと思っていることも、30代で恋愛しにくくなる原因の1つです。
実際に、30歳の女性が結婚できる確率はどれくらいなのか気になるところです。総務省の未婚率に関する調査を見ると、30歳の女性が5年以内に結婚できる確率は、35.5%とされています。結婚できる確率が最も高いのは26歳で、43.5%です。初婚年齢が上がってきているとはいえ、やはり30代になると結婚できる確率が下がってくるといわざるをえません。
30歳の女性が5年以内に結婚できる確率は35歳になるとグンと下がり、21.5%になってしまいます。全体で見ると、26歳をピークとして年齢が上がるほど結婚できる確率は下がっていきます。つまり、26歳を超えても結婚する人はもちろんいますが、結婚できる確率は年齢が上がるにつれてどんどん下がっていくということです。
こうした結果を見ると、30代の人が結婚したいなら、できるだけ早く婚活をして結婚することが大事だといえるでしょう。35歳以降になると結婚できる確率がさらに低くなるので、30代前半のうちに相手を見つけるのがよさそうです。女性の場合は高齢出産になってしまう年齢でもあるので、30代に入ったらできるだけ早く結婚することがポイントになります。